END POLIO NOW ~ポリオ0まであと少し~
1960年、ポリオが日本で大流行、患者5600人、死者319人。
これに対し、一斉接種を行い1980年に野生ウィルスによる発生はゼロとなりました。
しかし、ポリオワクチン接種は現在でも行われています。
それは海外からの汚染により、大流行の可能性が残っているからです。
さて、1979年、ロータリーはフィリピンの生後3か月から36か月の子どもたち
約600万人にポリオワクチン接種を行いました。
その後、全世界でポリオの発生数を99パーセント減らすことに成功してきました。
1985年、民間団体による初めての国際公共衛生プロジェクトとして
世界ポリオ撲滅推進計画(ポリオプラス)をスタートさせました。
2015年8月、アフリカ全体の野生型ポリオの無発生期間が1年を迎え、
アフリカ全体でのポリオフリーが達成されました。
現在、アフガニスタンとパキスタンの2か国だけに野生型ポリオが残っております。
ポリオの終息が予定よりも何年も遅れている理由の一つとして、
反政府勢力の「接種禁止」の宣言に伴い、接種活動のスタッフに対するテロ活動があり、
推進に大きな壁となっていることが考えられます。
国際ロータリーは各国政府、WHO、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)、
ユニセフとともに「世界ポリオ根絶のためのイニシアチブ」を遂行するためさらなる努力を結集しています。
これを機会に皆さんの一層の認識を深めてくださいますようお願いします。
(ロータリー情報委員会より)
2016/1/12